新しい学年が始まりました。我が、県立須磨友が丘高等学校は入学式で400名の第14回入学生を迎え、総計1279名でスタートしました。
自然に眼を向けますと、百武彗星が出現したり、桜の花が咲いているのに雪が降るという、気象台始まって以来の晩雪の記録を更新したりと、われわれ人間のコントロールの利かないところでいろいろな現象が起こっているようです。もっとも、さまざまな自然現象は今までも出現していたのに、人間が気づかなかっただけかもしれませんが。
皆さんは、この1年を、どのような高校生活を送ろうと計画をたてたでしょうか。胸に希望と期待を抱いていることと思います。希望の実現に向けて努力をしてください。
これから先、皆さんの前には自然現象と同じように、自分の力ではどうにもならない障害が現れる可能性があります。それでも、私達は精いっぱいの努力をして生き続けねばなりません。
その努力は、振り返ってみたときに自慢のできる「今」を持つことだといえます。今を大切に悔いのない生活を送ってほしいのです。
テレビゲームは失敗をしても、リセットボタンを押してやり直しができます。しかし、人生はリセットの利かない、一発勝負のゲームです。
「学校にて」は、私（小田桐 一良）が 兵庫県立須磨友が丘高等学校に勤務していたとき、「友高通信」「育友会報」などを通じて生徒諸君に語り掛けてきたことを集めたものです。
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