図書館　特論

図書館　特論　5-2

課題（5）解決の手がかり

【課題 5-1-1 】

　サーチエンジンには二つのタイプ（ロボット型・ディレクトリー型）があるが、それぞれの特徴を挙げなさい

解答例

	ロボット型	ディレクトリー型
収集・登録	データの収集を自動的に行う	手作業でカテゴリーに分類し、登録する
データ数	多い	少ない
検索方法	キーワードを入力	カテゴリーを順にたどっていく
検索の範囲	広範囲	登録されたサイトの中だけ
検索の結果	キーワードによっては膨大なページ数がヒットする	カテゴリーのたどり方によっては目的のサイトに到達しない

【注】
　情報収集エンジンの進歩、通信回線の高速化によって現在ではロボット型の検索エンジンの性能が格段に向上している。一方、Webサイトの数が急激に増加しているので、人手を介して登録するディレクトリ型はページの収集が進まない。
　このような状況の下で、ロボット型の検索が主流になりつつある。

【課題 5-1-2 】

　サーチエンジンで探すということ（機械的探索）は、網羅的ではあるが玉石混淆ということでもある。網羅的に集めた資料（データ）から必要なものを探し出すにはどのような工夫が必要か。

【課題２－１】（情報を検索するとき、どのような事柄に気を付けねばならないか。個条書きでまとめよ。）の《課題解決の手がかり》に挙げてある　情報探索について（静岡大学・村山先生）などをもう一度読み直しなさい。
参照したページをそのまま引き写すことはせずに、自分でまとめて簡潔に記述すること。

次のような語句がキーワードとなる。

検索する語の吟味

複合検索　　and、or、not

絞り込み

ブラウジング

リンク集の活用

【課題 5-2 】

　書物で調べるのは困難な問題でも、インターネットでは簡単に調べることのできる場合もあります。ただし、どのようなサイトがあるかを知っておく必要があります。

【課題 5-2-1 】　今、麓から富士山は見えていますか

【課題 5-2-2 】　東京都庁へ行きたい。明日、午前10時に大学を出発すれば、何時に着くことができますか。

【課題 5-2-3 】　平成を「へいせい」と読まない地名はありますか。

地図のことならまず国土地理院へ。 → 地図・空中写真 → 全国の２万５千分１地図情報を見る （ウォッちず＝地図閲覧サービスの試験公開）があり、全国の　1/25000 地形図を見ることできる。また、地形図に記載されている地名など（注記という）を検索することができる。
地名・公共施設名による検索の欄で、検索対象は「地名等注記のみ」を選び、検索文字に「平成」を入力し、検索ボタンを押す。
「平成」が全国で50件あることが分かるので、読み方を調べていけばよい。
《蛇足》　元号を決める際、「へいせい」と読む地名がないことを確かめた上で制定された。