編集：1999年3月23日

いつまで残るか　加古川駅の古いレール

　加古川市が発行している「広報かこがわ」の1998年12月号（特集 加古川駅）をもとに、古いレールを探しました。
　古いレールは１番ホームの屋根を支えています。「珍品レール No.1 ～ 7」と題して製造国名・製造社名・製造年を記入したプラスチックの板がレールに張りつけてありますから、すぐにわかりますが、散在していますからホームの端から端まで歩かねばなりません。（6番は神戸寄りの跨線橋の階段を上がったところにあります。）写真をクリックすると、No.1のレールを表示します。

加古川駅は平成15年完成の予定で高架事業を進めており、すでに仮線の工事が始まっています。平成12年度には現在の駅舎が撤去されることになっていますので、そのときにはレールの支柱もなくなってしまうことでしょう。119年間活躍してきたレールの姿を見ることのできるのは1999年度中ということになります。

参考

浅野明彦「鉄道考古学を歩く」1998年4月 JTB発行（ISBN4-533-02976-0）に「古レール観察への招待」の項があり、レールの歴史や刻印の見方などの解説と共に加古川駅のレール（6種類）も紹介されています。

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