久能山東照宮は徳川家康の没後、遺言により埋葬された所です。
　社殿は、本殿と拝殿を石の間でつないだ「権現造」。総漆塗、極彩色で、彫刻、模様、組物等に桃山時代の技法をも取り入れた江戸初期の代表的建造物です。

久能山東照宮
　 主祭神　 　徳川家康（1542ｰ1616）
　 鎮座地　 　静岡県静岡市駿河区根古屋

　駿河湾に面し、標高は160m。麓から通じる自動車道はなく、本殿まで1159段の石段を登らねばなりません。が、1957（昭和32）年にロープウエーが開通、手軽にお参りできます。
　ロープウェーといえば麓から目的地へ登るのが普通ですが、ここでは、背後の日本平（にほんだいら）駅（標高272m）から、久能山駅（標高141m）まで1065mを5分で下ります。