アーチ型の窓とスペイン瓦に象徴されるスパニッシュスタイルのこの館は昭和6年、ニューヨークナショナルシティ銀行の支社社宅として建てられました。
　設計者であるＷ・Ｍ・ヴォーリズは明治38年牧師として来日以来、療養院の開設・近江兄弟社の設立等キリスト教精神に基いた様々な社会活動を行いました。又、大正から昭和にかけての洋風建築の礎となる建物を数多く残したことでも知られています。
　 現在、この館は日比谷花壇の開催するフラワースクール「ヒビヤフラワーアカデミー」の校舎として使用され、ヒューマニズムに根ざした建築を求め続けたヴォーリズの精神が息付く館内で花と生活の文化を追求するフラワーデザインのレッスンが行われています。

道路脇の説明板に書かれた文章です。表面が反射して読みづらいので読み下しました。